ペーターさんとの再会。

西宮にて、コンサート前の合わせ練習。
ペーター・ヴェヒターさん夫妻と一年ぶりの嬉しい再会でした。
モーツァルトK379、クライスラーの小品、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタなど。
絶対に御年82歳とは思えないエネルギーで、ぶっ通し5時間の練習。

長年ウィーンフィル第二ヴァイオリン首席奏者として活躍してこられたペーターさんからの要求は厳しく、驚異的なデュナーミクの幅に始まり、徹底したイメージの表現
に対する妥協の無さ、針の先を思わせるアンサンブルの緻密さなど、演奏を仕上げるプロフェッショナルの過程から、毎回多くを学ばせて頂いているところです。

でも楽器をケースにしまうと、陽気で気さくなウィーン人。今はベーゼンドルファーの工場があるウィーナーノイシュタットに住んでおられるので、楽器の話題でも盛り上がりました。

「来年は、この曲をしようぜ!俺が生きてたらね」と冗談を言いつつ、毎年元気に来日してくださるのは嬉しい限り。

雑談の中で、誕生日が私と一緒(10月8日)だったことが判明。何歳違うのか?と聞かれ、なんと私のことを20歳も若く思っていたことがわかりショック。未熟な若者の部類に入っていたようで、、、。

いずれにしても、音楽への情熱、体力の持続、、、目標にしたい音楽家です。

イベントの多い日にもかかわらず、来週の神戸倶楽部でのコンサートは1ヶ月前にチケット完売とのこと。ご来場の皆様にウィーンの響きを楽しんで頂きたいと思っています。

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