プレイエル搬入!

渋谷に聳え立つセルリアンタワー東急ホテル
明日の演奏会に備え、愛器プレイエルをセルリアンタワー地下にあるチャーチに搬入。
1843年製オリジナルのプレイエル、御年175歳。外に連れ出すことについては、リスクを伴うことは覚悟の上ですが、演奏会のために調整を重ねる中で楽器のコンディションが向上していくのを見るのは、嬉しいことです。

セルリアン

秋晴れの中、到着。「晴れ女」でよかった!

ハロウィン

湿度、温度管理がされた楽器運搬専門車での移動。ふつうは、楽屋口からの搬入が多いのですが、今回は、建物奥にあるチャーチのため、表玄関から堂々の?!入場です。
自然光が入る美しいチャーチ。普段は厳かな結婚式が行われています。

チャーチに搬入

無駄が無くきびきびした動きとチームワーク、そして何より楽器への愛がある「共立ラインサービス」のみなさんに、毎回お世話になっています。楽器にも、チャーチの床にも傷をつけないよう・・・細心の注意を払いながらの作業が続きます。

無事設置が終わり、宮島総支配人様はじめ、スタッフの皆様にも音を聴いていただきました。天井が高く豊かな響きを持つチャーチの空間は、歴史的楽器に相応しく、楽器も喜んでいるように見えました。

セルリアンタワーの皆様と

夕刻まで、オルガンのストップを確認したり、ピアノの状態や音響を見ながらベストの演奏に持っていくための練習を行いました。

19世紀のサロンに想いを馳せながらゆったりとリハーサルを終え、ロビーに出ると・・・。ぬいぐるみを被ったうら若き女性や、ドラキュラのお面をつけた男性らが目に入り、一瞬ギョッとしました。

そう!今日は、ハロウィーンだったのです。しかもここは渋谷!一歩外を出れば、逮捕者が出るほどの大騒ぎの街!

その熱狂とは裏腹に、チャーチにこもって静かなプレイエルの響きと厳かなオルガンの音色の中で過ごしていたとは・・・(笑)。

美しい夜景を見ながら、早めに眠りにつきました。

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