フォーレ:夢のあとに

秋の晴天に恵まれたセレモア秋の感謝祭。ソプラノの澤畑恵美さんと共チャリティーコンサートに出演。「私達、いいコンビよね~!」とコロコロと明るい声で仰ってくださるプリマです。二人ともてんびん座、A型、食いしん坊。一緒ににケーキをほおばりながらプチバースデイパーティとなりました。

声楽家と一緒の楽屋のときには、喉のために、なるべく喋らないように・・・と気を遣うようにしているのですが、澤畑さんとはお喋りの話題があり過ぎて、ついついいつものように笑ったり、話したり、、、、と楽しいひとときになってしまいました。

しっとりとした日本の叙情歌、お得意のイタリアオペラの名場面に加え、今回は、フランスものもご披露くださいました。フォーレの「夢のあとに」やデラックァの「牧歌」など。澤畑さんの柔らかで上品な声質がフランス語の響きにピッタリと寄り添い、会場は、うっとり。
ベーゼンドルファーの優しい音色とも溶け合い、伴奏者冥利につきる瞬間でした。

私のピアノ・ソロでプレイエル(1843年製)をお披露目。ショパンの小品を大勢の皆様の前で奏でる中、この楽器の魅力も再発見。音の立ち上がりもよくなってきて、調整もいい方向に向いていることを実感しました。「175歳の楽器がこんなに美しい音色だとは、思わなかった。」「涙が止まらなかった」などのメールをいただきました。「楽器の力」です。

明日は、国立音大のオープンキャンパスで澤畑先生と私は、公開レッスンを担当。
「夢のあとに・・・現実が待ってるわね~」
「楽しかった!また明日ね~」と手を振って元気に別れました。


10en

10enn

コメント