神奈川フィル・レクチャー・コンサート@神奈川県民ホール

梅雨明けを思わせる晴天の朝、神奈川県民ホールへ。昨日のリハーサルの後、調整と準備と確認が行われ、GPも無事終了。快くレクチャーに参加してくださるコンサートマスターの﨑谷直人さん、首席クラリネットの齋藤雄介さんはじめ、かなフィルの温かいメンバーの皆さんとの共演は、わくわくする楽しい時間でした。
けれど、モーツァルトは落とし穴の多い作曲家でもあり、チームワークの輪が少しでも狂うと地獄へ真っ逆さま!崖っぷちに立つ気分でもある開演前のひとときです。
14時開演。レクチャーは、指揮の伊藤翔さんの緻密でユーモアのあるお話とともに進行。交響曲第29番は、同じメロディーが繰り返し登場するけれど、毎回高さやハーモニーが変わり、聴いている人を飽きさせない手法が使われる・・・そのことをメロディに「そうだ!行こう、かなフィル、かなフィル」の歌詞をつけて実演。会場は大爆笑!
今回のレクチャーで伊藤さんとともに心がけたのは、複雑な作曲技法や理論を解き明かすのに、一切難しい言葉を使わないで・・・ということでした。二人の声がかぶらないように、そして私の声はもっと高い声で、、、とさらに次回に向けてのバージョンアップを誓った次第です。
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前半のレクチャーでモーツァルトの借金事情、贅沢三昧、いけない愛に素敵な音楽をつけている・・・など悪口?!も言ってしまったので、後半の演奏でモーツァルトから復讐されたらどうしようと思いましたが、杞憂に終わり、モーツァルトを通じて会場が一体になれた本番でした。
暑い中、おでかけくださった皆様、コンサートのためにご協力くださいました皆様に心から御礼申し上げます。

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