レガートの練習法

「ピアニストに聞く とっておきのレガート練習法」と題し、ムジカノーヴァ 2月号で、書かせていただきました。
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ここで紹介した練習法は、ある和音 ― たとえば、ドミソシ♭ドという和音を繰り返し弾くやり方です。
1回目はドの音だけをメゾフォルテで、あとの4つの音をピアニシモで弾き、2回目はミだけをメゾフォルテにしてあと4つの音をピアニシモで弾き、3回目はソの音だけをメゾフォルテで・・・・という風に繰り返します。
メゾフォルテで出す音はとくにギリギリまで音を保つようにし、メゾフォルテで出しているドミソシ♭ドがレガートでつながって聞こえるように練習します。
この練習法は、ショパンの「別れの曲」の冒頭をレガートで美しく弾けなかった私に、高校時代の師匠が教えてくださったやり方です。練習法としてはかなり上級のレベルに入るかもしれませんが、和音でのレガートに自信がつくと、単旋律のレガートはかなり自然にできるようになります。

何かの参考にしていただけれましたら幸いです。

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