プレイエル at クラッセ

午後一番で軽井沢到着。クラッセへ。
クラッセでプレイエルを練習させていただくことができることになりました。
クラッセは、高級感あふれるモダンな空間です。
しかもガラス張りのため外の緑を見ながら練習することができ、なんとも爽やかな気分です。

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ほっと一息つくためのソファも快適なすわり心地。
お化粧室も女優さんになったような気分が味わえる大きな鏡とおしゃれなオブジェ。
協賛企業のひとつ、クラッセさんのご配慮で、プレイエルの調整を行うことができ、感謝です。
アレンジしてくださった軽井沢八月祭、プロデューサー岩田さんが
「万事OKですか?」
とアルゲリッチ音楽祭のボランティア・スタッフの女性2人といらしてくださった頃には、すっかり空間になじみ、プレイエルともども絶好調。

もともとは、フランスのお城にあったプレイエルも、軽井沢の美しい空間で弾きこむうちに、まるで水を得た魚のように音がどんどん鳴っていきます。
普段弾いている自分のプレイエルは、1843年製。
今日のプレイエルは、1840年製。
ほとんど変わらない年頃なのに、同じプレイエルという苗字を名乗っていいのか、と思うほど、タッチも音色も違います。
微妙に表現を変えたり、異なる全体のバランスに合わせて光を当てる声部を変えてみたり、楽しい作業が続きます。
プレイエルは、これまで何台も弾かせていただいてきましたが、これほど一台一台の個性がはっきり違う楽器も珍しいように思います。
発注者によって微妙に高さも変えているのか、椅子もこちらには合うのに、あちらには高すぎる・・・なんてことがよくおこります。

焼肉「一龍」で栄養をつけてビジネスホテルに直行。バタンキュー。
軽井沢初日が終わりました。

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